全3回月刊連載シリーズ! 山本直子氏特別寄稿(3月号)
2012年03月19日

「人生は自分次第!」
                   
 

 

 

                人材育成コンサルタント  山本 直子

 最後の回になりました。これからの社会、日本を担っていく前途ある皆さんにエールを送る意味で、次の2つの言葉を贈りたいと思います。
 
 まずは「一所懸命」です。
 目をつむって想像してみてください。公園で子どもたちが遊んでいます。ふと目を向けると、お母さんの手につかまり立ちをしている赤ちゃんが、何度もしりもちをつきながら一人歩きしようと、ニコニコしながら何十回もチャレンジしています。すると、ある瞬間、一歩、二歩と踏み出すことができました。その様子を見ているあなたは、きっと「おーっ!よく頑張った!」と心の中で思っているはずです。私などは、マラソンや箱根駅伝などを見ると、本当にいつも「頑張れ、頑張れ!」と応援してしまいます。自分にはまったく関係のない人ですし、何の恩恵も受けるわけではないのに。
 これは何を意味するかというと、「人は一所懸命している人を応援したくなる」=「一所懸命な人は応援してもらえる」ということです。物事がよくわからない、慣れていない、できない、知らない…、色々な困った状況が、これまでも、そしてこれからも皆さんの前に立ちはだかることでしょう。しかし、その時に「あーあ、面倒くさい。やめよう。」「これ以上はきついからもういいや」と逃げていたのでは、成長もなければ、役に立つこともなく、ひいては自分も達成の喜びを得ることもできません。困難にチャレンジしてこそ能力が開発され、成長できるのです。それは皆さんも部活動などで経験しているはずです。「なんでこんなきつい練習を…」「もうやめたい…」と思っても頑張った人は、頑張った分の成長や成果があり、喜びもひとしおだったと思います。
 社会に出ても同じなのです。自分が好きな仕事に就くことができた人はとても幸せだと思いますが、なかなか思うような仕事に就けないのが現状です。しかし、それでも、もっと喜ばれる仕事をしたいと思って苦手なことやしたくないことにもチャレンジする、その気持ちこそが、人(社会)に役に立つこと、満足させることにつながるのです。できない言い訳をする前に、できない(したくない)理由を探す前に、とにかく一所懸命、必死に取り組んでみてください。必ず皆さんをより豊かな人間へと成長させてくれます。力を出し惜しみせず、とにかく必死にやる。それが人の心を動かし、あなたは世の中でとても必要とされる大切な人間となるのです。
 
 もう一つは、「とにかくやってみる」ということです。
 「しない後悔より、する後悔」という言葉にも言い換えられます。いろいろ頭で考えるより、やってみなければわからないし、結果もついてこないということです。なにもしないで「やればよかった」では、本当に何も残りません。行動して、仮に失敗しても、その時は後悔するかもしれませんが、それは経験値として次の成功の糧となり得るのです。
 「やれ」「やった方がいいよ」と言われる中には、やりたくないこと、やったことがないこと、やれないことなどいろいろあると思いますが、先輩上司は、皆さんができそうもない難しいことは指示したりしませんし、、その人のためにならないと思うことは言いません。頑張ればできる、知恵を働かせればできる、今の能力ならできる、など、皆さんのことを考えて指示します。皆さんは自分の経験値の中だけで判断してしまうので、できないと思うこともあるかと思いますが、先輩上司を信頼して、とにかくやってみてください。納得しないこともあるでしょう。結果として周りに迷惑をかけることもあるかもしれませんが、次に行動する時、失敗の経験が必ず役に立ちます。失敗は成功のもととも言います。ですから、とにかく行動するのです。動けばその分、何かが変わり、その経験があなたを豊かにさせます。結果が変われば人生も運命も変わるのです。
 
 一歩を踏み出すのは、これまでそれをしてこなかった人にとってはとても勇気のいることだと思います。でも、チャンスなのです。環境が変わる「今」のこの時期が。是非、この2つを心のどこかに留め置いていてください。自分の人生、たった一度きりの人生、色々なことにチャレンジし、色々なことを経験し、豊かで楽しい人生を創っていかれることを切に願っています。